という悩みにお答えします。
最初に断っておきたいのですが、この手法は魔法ではないので100%勝てるわけではありません。もし100%勝てるという方がいたら「それは詐欺です」
それは「市場のランダムウォーク性」をくぐり抜け、「確率で考えたら勝つ可能性の方が高くなるんじゃないか?」と考えられる方法だからです。
ここから詳細にお伝えしていきますね(^ ^)/
記事の内容
ゴトー日とはなんなのか?
できるだけシンプルに書いて行きたいと思います。
「ゴトー日の言葉の説明」「金融機関について」「為替を交換したい企業について」の3つに分けて理解すればわかりやすいです。
ゴトー日とは
- ゴトー日とは「5の倍数の日(5,10,15,20,25,30)」のこと
- ゴトー日が休日の時は、その前の平日は実質のゴトー日
- ゴトー日は日本の給料日や決済日になることが多い
給料日や決済日が多くなる日がゴトー日なので、「2019年11月」を例に挙げると以下の日程が実質のゴトー日です。
「5、8、20、25、29日」が該当しますね。
金融機関について
- 金融機関は毎日9:55にその日の為替レートを決める決まり(このシステムを「仲値」という)
- 金融機関は9:55より前にドルを安く買い占めていたら、10:00以降に円をドルにする業務の時に儲かる
(100円/ドルで買って、120円/ドルで売れば1ドルあたり20円分の儲け) - 円をドルに替える業務は「ゴトー日」に通貨量が多くなる=沢山ドルを仕こむ
為替を交換したい企業について
- 日本企業が海外から原材料などを支払いするのはゴトー日が多い
- 海外への支払額は大きい
上記をまとめると「儲けたい金融機関が、給料日に沢山ドルを用意する必要のある企業に対して、ドルの値段を9:55までに吊り上げること」を利用するのがゴトー日トレードの肝です。
だいたい9:00くらいからじわじわ上がってきます。9:55ギリギリまで持つとリスクなので、その前に決済します。
ゴトー日トレードが特に初心者におすすめな理由
このゴトー日トレードが特に初心者におすすめな理由を以下にまとめます。
ゴトー日トレードが狙い目な理由
- 市場のランダムウォーク性を回避できる
- 初心者でも分析しやすい
- 勝てる時だけエントリが鉄則
詳しく解説します。
市場のランダムウォーク性を回避できる
そう思いますよね。でも簡単にいうと「市場の値動きって意味があるように思えてほとんどがランダム」ということです。
FXのチャートを見ていると、この動き方には「何か意味がある!」と思う部分も案外そうでも無かったりするようなことです。
じゃあどうすればいいか?
答えは「ランダムではなく、勝率が高い瞬間にトレードする」です。
ランダムではない瞬間は例えば以下のような瞬間です。
ランダムではないかもしれない瞬間
- みんなが意識している水平線ラインまでチャートが来た時
- 経済指標や著名人の発言があった時
- 実需を伴う時
ただし、「みんなが意識している水平線ラインまでチャートが来た時」のトレードはプロのトレードであって、見極め力が要されます。
「経済指標や著名人の発言」はどっちに転ぶか予想を当てることは困難です。
では、「実需を伴う時」はどうか?これは「実需を伴う」のは確実なので、勝率を上げられる可能性が高くなります。
市場のランダムウォーク性について詳しく知りたい方にはこちらの本がおすすめです。
詳しく理論を知っていることで、熱に浮かされてお金を失うのを防ぎましょう。
初心者でも分析しやすい
なぜ分析しやすいか?それはこのゴトー日トレードにおいては以下の特性があるからです。
分析しやすい理由
- 見るべき時間が固定されている
- ドル円だけ見ればいい
- 手法を理解しているので迷わなくていい
見るべき時間帯が固定されている
見るべき時間帯が固定されているので、「時間帯のクセ」に関係なくトレードできます。
FXは取引する時間帯ごとに癖が存在するため、初心者の場合は同じ時間でトレードする方が勝てる法則を見つけやすくなります。
ドル円だけ見ればいい
他のトレードの場合は、手法にもよりますが、「ドル、円、ポンド、ユーロ、オージー」などの5通貨ペアくらいは全部見ながらトレードする人も多いです。
しかし、初心者から全部を見ていくのはむずかしいので、「ドル円」だけ見ればいいのは楽です。
手法を理解しているので迷わなくていい
手法で悩む方は多いと思います。「ボリンジャーバンドがいいかな?」「水平線がいいかな?」「これで勝てるのか?」などなど。
手法に迷って、同じやり方をブラッシュアップできないとなかなか自分のトレードスタイルを作るのは難しいと考えられます。
しかし、「ゴトー日トレード」の場合は、冒頭に書いたように「ゴトー日にドル円が上がりやすい理由」が明確化されているので、その分安心感は大きくなります。
勝てる時だけエントリが鉄則
FXで負けてしまう要因の一つとして、「ついなんとなくで飛び乗り」してしまうことがあります。
こんな経験を誰もが通ります。
その理論で言うと、取引回数は限定されますが「ゴトー日トレード」は「実需取引」を伴っているので、勝てる確率が上がっている瞬間のトレードであると言えるのではないでしょうか。
ゴトー日の手法解説
ここからやっと手法解説編です・
注意すべきことは4つだけです。
ゴトー日手法
- 買いと売りの時間
- 曜日の分析
- 経済指標
- 自分のアレンジ
1つずつ解説していきます。
買いと売りの時間
ゴトー日のトレードでは、買いと売りの時間が大切です。
「9:55」に仲値が決定されるので、「9:55」を基点に考えるのが基本戦略です。下記は時間帯の一例です。
売買戦略例
- 例:8:40〜9:00に買い、9:40〜9:50に売り
- 例:9:30ごろにエントリして9:50に売り
上記の例は「1時間くらい持つパターン」と「30分以内の短期」で持つ2パターンです。
「買い」の方の注意点を下記に記載します。
買いの注意点
- 買う時間までのチャートをよく分析する
- 買う時間を固定してしばらく検証する
買う時間までに、あまりに「ドル円」が下がり傾向にあると「仲値効果」があるとはいえ、ドル円が上がらない可能性があります。
売りの注意点
- 9:55付近からドル円が急降下することがある
- 欲張りすぎずに9:40〜9:50くらいで売ってしまうのもあり
「売り」に関しては欲張ると「9:55」前後のドル円急降下に巻き込まれる可能性もあるので、注意した方が良いです。
曜日の分析
曜日は大切です。ゴトー日かつ金曜日は特に上がりやすい傾向にあるように思えます。
トレードする際は、「何曜日なのか」ということも合わせて確認しましょう。
経済指標
売買する時間帯に経済指標発表があるときは、ドル円に影響を与えるかもしれないので要注意です。
例えば、「9:00買、9:50売り」にしているとして、「9:30」になにかの経済発表がある場合など。
自分のアレンジ
ゴトー日でも「上がる日と上がらない日」があります。
この時に「上がらない日はどういうチャートの状態になっているのか?」を分析します。
その結果、より勝てる確率を上げられたら、「自分だけの最強の手法となりうる」ということです。
なぜゴトー日トレードで全員お金持ちになれないのか?
ここまで話すと「そんなにいい手法があるなら、みんな実践して、みんなお金持ちになってるはずだ!」という反論があると思います。
しかし、そうはなっておらず、なんだかんだでFXで負ける人が多い事実があります。
その理由は以下のことにあると思います。
ゴトー日トレードで勝てない理由
- 手法を過信して、フルレバで一気に資金を失った
- 取引回数が物足りなくて、他のトレードで資金を失った
- ゴトー日トレードの精度を上げる分析をしなかった
- 一気に資産が増えないので途中でやめた
上記のように、途中でやめたり、途中でやめざるを得ないトレードをしてしまった結果であることが多いのではないでしょうか。
ゴトー日トレードが通常よりも勝率が上がるといっても、精度を上がるための分析はしなければなりません。
ゴトー日手法に適した証券会社
ゴトー日に適している証券会社ってなんだと思いますか?
「手数料が低いこと?」「チャートが見やすいこと?」
いつでも仕事を抜けられるなら良いのですが、「9:50」に必ず仕事を抜けられる!とは中々いかないと思います。
ならば、「9:50」に「売り」を設定できたら便利ですよね。
それができる証券会社は2つあります。
時間指定売買できるFX会社
どっちも無料登録できるので、どちらも登録して損はありません。
しかし、どちらか1つおすすめするなら「みんなのFX」です。理由は「みんなのFX」の方が画面が見やすいからです。
1つだけ注意点を書くと、売買を同時に時間指定予約できないということです。
みんなのFXにできること
- 「8:40」に買いエントリ予約、「9:50」に売りエントリ予約→×
- 「8:40」に手動で買いエントリ、「9:50」に売りエントリ予約→○
上記は「9:00出社」の会社員の方をイメージしたトレードです。
勤務前に手動で買いエントリを入れて、その時に予約で売りエントリを入れましょう。
実際のチャートでトレード手法説明&収益分析
この手法分析には、「みんなのFX」ではなく「TradingView」を使っています。
理由は、「Trading View」はかなり前までさかのぼってチャートを見ることができるからです。
このブログを買いているのが、2019年11月18日なので直近の3つの事例を拾いますね。
・2019年11月8日(金)
・2019年11月15日(金)
11月5日(火)のゴトー日検証
11月5日のゴトー日
- ルールを「9:00買いエントリ、9:50売り決済」とする
- スプレッドを0.2銭とする(-0.2pips分)
- 経済指標確認→8:50に「日銀・金融政策決定会合議事要旨」、10:00に「黒田東彦日銀総裁発言」
経済指標の状況を見ると、11/5は見送ってもよかったかもしれないですね。
結果検証
- 5分足MA(短期足30、中期足75、長期足120)の設定で、9時前の状況は全部上昇↗︎傾向
- 108.704買い→108.722売り(+1.8pips)
- 収益→+1.8pips-0.2pips=+1.6pips
11月8日(金)のゴトー日検証
11月8日のゴトー日
- ルールを「9:00買いエントリ、9:50売り決済」とする
- スプレッドを0.2銭とする(-0.2pips分)
- 経済指標確認→ドル円への影響大きいものなし
結果検証
- 5分足MA(短期足30、中期足75、長期足120)の設定で、9時前の状況は「短期→」「中期↘︎」「長期↗︎」
- 109.275買い→109.323売り(+4.8pips)
- 収益→+4.8pips-0.2pips=+4.6pips
11月15日(金)のゴトー日検証
11月8日のゴトー日
- ルールを「9:00買いエントリ、9:50売り決済」とする
- スプレッドを0.2銭とする(-0.2pips分)
- 経済指標確認→ドル円への影響大きいものなし
結果検証
- 5分足MA(短期足30、中期足75、長期足120)の設定で、9時前の状況は「短期↗︎」「中期↗︎」「長期↘︎」
- 108.498買い→108.571売り(+7.3pips)
- 収益→+7.3pips-0.2pips=+7.1pips
11月5日・8日・15日の結果
結果
- 勝率100%
- 3日程の収益:+13.3pips
この3つの日程ではなんと勝率が100%でした。そして収益合計は+13.3pipsです。
100万円の証拠金で、10Lotでやっていた場合で換算すると、13,300円の儲けになります。
もちろん検証がこの3つの期間だけというのは少なすぎますので、ぜひご自身で試行錯誤してみてください。
まとめ
FXで出来るだけ勝率を高めて勝ちたいという方は、ぜひゴトー日トレードにチャレンジしてみてください。
今回紹介したゴトー日トレードと相性の良いFX会社は「みんなのFX」です。
次のゴトー日が来るまでに登録を終えて、早速チャレンジしてみましょう。
今回の手法にはみんなのFXがおすすめでしたが、他のトレードではおすすめのFX会社が異なってきます。
気になる方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
» スマホFXアプリ徹底比較【実体験に基づく本気のおすすめ】
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